明日、11月7日のリトル・イーディの92回目の誕生日に、日本版のミュージカル『グレイ・ガーデンズ』("Grey Gardens")が日比谷のシアタークリエでオープンする。
正直に言うが、かなりドキドキしている。
4月18日に全米でプレミア放映されたHBOのテレビ映画『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』("Grey Gardens")を見た時と同じくらいのドキドキ度だ。
たぶん、舞台を見るときは両手をぎゅーっと握りしめて、終わったら手のひらに爪の跡がついているんじゃないかと思う。
ミュージカル自体は既にブロードウェイで見ているので、この作品のイーディス母娘の描き方はわかっているし、実在の親子の気の利いた台詞がどんなふうに使われるかもわかっている。
おまけに、3年前にこのミュージカルを見た後、「もしこれを日本で上演するなら、リトル・イーディは大竹しのぶで、ビッグ・イーディは草笛光子だ!」と我が家で勝手にキャスティングしていたくらいなので、今回のこのキャストはわたしのドリームキャストでもある。
それでも心配なのは下の4つ。
- 彼女達の言葉がどんな風に日本語に翻訳されているのか。
- 二幕目のあの奇抜な「革命的衣装」がどんな風に表現されているのか。
- ブロードウェイの演出とは違う、どんな演出を見せてもらえるのか。
- 役者達のデリバリーはどうか。
中でも特に衣装は心配でならない。なんと言っても、「革命的衣装」暦3年のわたしである。
やはりそこはちと五月蝿い。
HBOの『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』の衣装担当者のキャサリン・マリー・トーマス(Catherine Marie Thomas)とドリュー・バリモア(Drew Barrymore)が、「いったいどうやってあんな風にドレープをとっているのかわかるまで、とっても時間がかかった。すっごく複雑!」と言っていたリトル・イーディのターバン使い。
わたしも鏡の前でかなりの練習を積んだが、こいつが相当難しい。
一番簡単なのは頭にフィットしてずれにくく扱いやすい、カーディガンやセーター、ストレッチ素材のシャツなどを使うこと。
難しいのはシルク素材のスカーフを使う場合だ。
ツルツルしてすぐにずれてしまい、リトル・イーディと言うよりも「真知子巻き」になってしまうのだ。
舞台ではたぶん、ちゃんとそれ用に着脱しやすく崩れないような仕掛けになった、見た目も良いターバンが色々と用意されているのだろうが、もしも真知子巻きの大竹しのぶが舞台に登場したらどうしよう、と要らぬ心配をしてしまう。
そうなりゃ「君の名は?」と尋ねれば良いだけか?
しかし、そんな心配をするわたしが入手したのは貴重な情報。
いや、朗報と言って良い。
それは、今回の東宝プロダクションでは、ブロードウェイの『グレイ・ガーデンズ』で主役2役を演じたクリスティン・エバーソール(Christine Ebersole)や、映画『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』の中でドリューちゃんが身につけたブローチと全く同じものを使うという情報だ。
そのブローチとはこちら。

The Grey Gardens Brooch
ちなみに上のブローチはわたくしの私物
ちなみに上のブローチはわたくしの私物
ミュージカルやテレビ映画の元となったドキュメンタリー映画のファンが、写真からデザインを起こして作った素晴らしい一品だ。
真ちゅうに金メッキをほどこし、ホワイトトパーズがあしらわれている。
そしてドリューちゃんとこのブローチの「ツーショット」はこちら。
実は、リトル・イーディのブローチのレプリカは、これの他にもう一種類ある。
それは、リトル・イーディの義理の姪(弟の息子の奥さん)が、リトル・イーディが遺したブローチから型をとって作った限りなく本物に近い一品だ。

リトル・イディの義理の姪による"Grey Gardens Collections"のブローチ
こちらはシルバーに金メッキ、キュービックジルコニアがあしらわれている。
どちらも甲乙つけがたい品である。
リトル・イーディのブローチというのは、ドキュメンタリー映画でイーディがいつも身につけている、これ無しではカメラの前に現れないと言っても良いくらいの重要アイテムだ。
従って、わたしのようなグレイ・ガーデンズ・オタクがすぐさま目をつけるアイテムでもあるのだが、ファッション業界ももちろん注目している。
日本でも人気のリアリティ番組『プロジェクト・ランウェイ』(Project Runway) でジャッジを務めるファッション・エディターのニーナ・ガルシア(Nina Garcia)は、2008年に出版したファッション指南本、"The One Hundred"の中で、1975年の『グレイ・ガーデンズ』の公開は「ブローチの歴史の中でも最も素晴らしい瞬間のひとつ」と書いていた。
また、上のリトル・イーディの義理の姪が作ったブローチは、今年のアメリカ版ハーパースバザー誌9月号でも紹介されていた。
東宝プロダクションがこの2つの中からブローチを選んだ、しかも、ブロードウェイや映画で使われたのと同じブローチを選んだというのだから、イカしたリトル・イーディ・ルックを期待できそうじゃないか?
さーて、大竹しのぶのリトル・イーディはどんな姿で日本デビューをかざるのか!?
ドキドキドキドキ。
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見る前からネガティブな気持ちでは、スタッフやキャストの人に失礼なので、名前を変えてみました。
返信削除昨日の初日には作者達がきたそうですよん。私はGGバッジを持ってくるのを忘れたのが無念です。Nice to meet you, Mr. Kennedyっていうバッジ持って来たかった。
@かなみちゃんを応援します さん
返信削除新しい名前、前向きです!(笑)
GG、昨日の初日に見てきました〜!
かなみちゃん、ものすっごく素晴らしくて、わたしは惚れました。さすが、すごい目利きに応援されているだけのことはあります!(笑)
昨日は終演後にクリエイターの3人の挨拶がありました。スコット・フランケル氏が「実は今日がリトル・イーディの誕生日で、生きていたら92歳だった」と話すと、会場がどよめいていました。
ところで、オタクなわたしはもちろんドピンクの"STAUNCH"バッジをつけて行きましたよ! もう一つ"I Sliced My Life and Licked the Knife"というのも持っているのですが、こっちはお留守番。